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ヘアサロン領域

2014.02.26

~話し合いを重ねて作り上げてきた、ママ美容師としての働き方~
5人のママ美容師が働く表参道の人気サロンapishで、女性美容師の働く道を切り開いてきた樋口さん。
ママとして、売れっ子美容師として、近年はサロンのプレスとしても活躍する樋口さんが歩んできた道を伺いました。

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第1章

インタビュー

PROFILE

樋口 いづみ

1974年生まれ。坂巻哲也氏と同じサロンで働いた後、apishにオープンメンバーとして参加。
表参道を代表する女性美容師として雑誌などで活躍する一方、プライベートでは4年前に女の子を出産。
仕事と育児のバランスをとりながらのライフスタイルは、多くの女性美容師の憧れの的。

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男性の真似をしても仕方がない。女性ならではの強みを探そう

 専門学校卒業後、入社したサロンで坂巻哲也さん(現・アピッシュ代表)のメインアシスタントとして働き、坂巻さんの独立をきっかけに、サロンを退社。アピッシュのオープンメンバーとなった樋口さんは、オープン8か月でスタイリストデビューを果たしました。
 サロンの外に行列ができるほどの人気店になったアピッシュですが「カリスマ美容師ブーム時代は、男性美容師希望のお客さまが多く、私がお客さまに入ると『こんな若い女の子に担当されたくない』と、お客さまからチェンジを言い渡されることもありました」
 女性であることで悔しい思いもしたけれど「女性の自分が男性の真似をしても上にはいけない。だったら、女性美容師の中でトップを目指そう」。そう思った樋口さんは、その後、女性らしい感性を生かしたスタイリングテクニックやヘアアレンジの提案で「アレンジの女王」と言われるほど、雑誌でもひっぱりだこの存在に!
 樋口さんを指名してくれる撮影の仕事もどんどん増えてきました。
 結婚してからも休みなく働き続ける日々。店長も任され忙しく充実した毎日を過ごす一方で、いつかは子どもが欲しいと考えるようになりました。
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「アピッシュはファミリーだから」そのひと言に励まされて

 
 妊娠を報告したとき、坂巻さんは驚きのあまり絶句。そのまま席を立ってしまったそうです。そしてその日の夜、樋口さんの携帯に坂巻さんからの長いメールが届きました。「さっきはびっくりして、おめでとうも言わずに出てしまってごめんなさい。これからは無理をしないで。樋口の働きやすい環境をみんなで考えていこう」と書かれていました。
「その後、スタッフを集めてミーティングをしてくれたんです。『アピッシュはファミリーだから。樋口の子どもも、スタッフみんなで支えていこう』と話をしてくれたんです。とても嬉しかったですね」
 自身にとっても初めての出産。アピッシュにとっても初めての制度改革。お互いわからないことだらけながら、出産前から話し合いをくり返してきました。現在は、平日は保育園の時間に合わせてサロンワークを切りあげ、土日は月に1〜2回の出社という働き方をしています。
 樋口さんの出産以降、4人のママ美容師が誕生したアピッシュ。女性が活躍するサロンとしてセミナーも増えました。「短時間で働くからこそ気づくことや、母親になったからこそわかるお客さま心理をサロンや美容業界に還元できると嬉しい」。ママになって輝きを増した樋口さん。今後の活躍にも期待です。
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樋口 いづみさん

アピッシュの他の女性美容師たちを見ていても感じることなのですが、自信を持って「自分はここまでやりきった」と言えるところまでは、がんばったほうがいいと思います。そうすれば、休みをとったり、働き方を変えた後でもサロンの仲間に必要としてもらえる。結婚しても、出産しても働き続けることができる力を、20代のうちに身につけておけるといいですよ!
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