外部からの音を遮る効果がある遮音カーテンは使用者の都合に合わせて調節できるのが大きな利点です。建材に遮音効果を持たせるのとは異なり、騒がしい時だけに遮ることができます。また、カーテンの位置を変えるのも容易なので騒音に合わせて遮音の程度を変えることが可能です。遮音性を持たせた建材は建物単位、部屋単位で騒音を遮りますが、遮音カーテンはより細かく騒音を遮る場合に便利と言えます。遮音カーテンで仕切りを作れば一つの部屋の中で複数の空間を作り、その中に騒音を閉じ込めることも難しくありません。話し声や楽器の音などを遮りながら快適に過ごすことができます。カーテンの位置や枚数を変えることで都合良く遮音効果を活かすことも可能です。
遮音性のある建材を使って室内の防音性を向上させる場合、高額な費用がかかります。建材の購入からサイズの調整、リフォーム工事と様々な要因で費用が嵩んでしまうのです。また、やり直しが非常に困難であることも欠点のひとつです。その点、遮音カーテンならリフォーム工事と比べるとはるかに安く済ませることができます。カーテンはサイズと材質が価格を決めるポイントであり、遮音カーテンは高品質で大判サイズの物なら数万円以上かかる物も少なくありません。それでも建材の交換を目的としたリフォーム工事よりは支出額が低いので、予算を抑えながら室内を静かに保つには最良の選択と言えます。
遮音カーテンの効果を活かすにはすき間が生じないようにすることが重要なので、大き過ぎず小さ過ぎない、丁度良いサイズにすることを厳守しなければいけません。